新型コロナワクチン接種は、国がワクチンを確保する等主導的役割を担い、都道府県の協力のもと、市町村において実施します。本市においても、市民の皆様の命、健康、くらしを守るため、京都市民の皆様を対象に新型コロナウイルスワクチン接種を実施しています。
新型コロナワクチンには、重症化を防いだり、発熱やせきなどの症状が出ること(発症)を防ぐ効果があります。 接種を受けていただくことで、重症者や死亡者が減ることが期待されています。
一方で、接種後の副反応として、接種部位の痛み、頭痛・倦怠感、筋肉痛などが報告されているほか、ごくまれに、 接種後のアナフィラキシー(急性のアレルギー)が報告されています。
新型コロナワクチンの薬事承認にあたって、有効性や安全性を、臨床試験や科学的知見に基づいて確認しています。
ワクチンについて、様々な情報がインターネット等で流れていますが、その中には事実と異なる情報もあります。根拠のない情報に惑わされず、京都市や京都府、国が発信する情報を確認し、ワクチンについて正しく知ったうえで、ワクチン接種の判断をしてください。
詳しくは、よくあるお問合せや厚生労働省のQ&A等を御参照ください。
あわせて、以下のコールセンターも御利用ください。
厚生労働省 新型コロナワクチン接種コールセンター
コロナワクチン施策の在り方等に関する問合せへの対応
0120-761770
受付時間:9時00分~21時00分(土日・祝日も実施)
京都府コロナワクチン副反応相談センター
医学的知見が必要となる専門的な相談等、市町村では対応困難な問合せへの対応
075-414-5490
受付時間:365日24時間
新型コロナワクチン接種CMを作成しましたので御視聴ください。
新型コロナとインフルエンザの同時流行に備えて
(日常、足りてる?(30秒)
【従来株対応ワクチン】1・2回目(初回)接種(概要)
接種対象者
12歳以上(接種日時点)の方
5~11歳の方は「小児接種(5歳から11歳の子どもへの接種)について」を御確認ください。
生後6か月~4歳の方は「乳幼児接種(6か月~4歳の乳幼児への接種)について」を御確認ください。
接種ワクチンの回数と接種の間隔・接種対象年齢
最初は2回の接種が必要です。
(※)下記のワクチンは接種が終了となりました(括弧内は終了日)。
アストラゼネカ社の新型コロナワクチン(令和4年9月30日)1回目と2回目の接種間隔
モデルナ社の新型コロナワクチン(1価:従来株)(令和5年2月11日)
1回目と2回目の接種間隔
標準の接種間隔を超えても、2回目の接種を受けることができます。接種を1回目からやり直す必要はありませんので、なるべく早く、2回目の接種を受けていただくことをお勧めします。
接種券
12歳以上の方については、既にお届けいたしました。
予約方法
- 「京あんしん予約システム」
「診療所・病院等の検索」(WEBサイトから予約できる医療機関もあります)
オミクロン株対応ワクチンの接種について(概要)
【追加接種(3~5回目接種)】
新型コロナウイルス感染症の重症化予防はもとより、感染予防、発症予防を目的に、新型コロナウイルスのオミクロン株に対応したワクチンの接種を実施しています。
基本的な考え方
オミクロン株対応ワクチンの接種を、予防接種法に基づく予防接種として位置付ける。
従来ワクチンを上回る重症化予防効果、短期間の可能性はあるもののオミクロン株に対する感染予防効果や発症予防効果、今後の変異株にも有効である可能性が高いことが期待されることから、重症化予防はもとより、感染予防、発症予防を目的に接種を行っていく。
接種の対象
初回接種(1・2回目接種)を完了した12歳以上の全ての方
接種対象者
3回目接種・4回目接種がまだの方(従来株ワクチンでの2・3回目接種から3箇月を経過した方)
5回目接種がまだの方(従来株ワクチンでの4回目接種から3か月を経過した方[60歳以上の方等])
接種するワクチン
オミクロン株と従来株に対応した2価ワクチン(追加接種として1回接種)
オミクロン株対応ワクチンについて
「BA.4-5」対応ワクチンがなくなり次第、BA.1対応ワクチンに切り替えます。
(厚生労働省チラシ)いずれかのワクチンで1回追加接種しましょう。
接種場所等
<個別接種>
「診療所・病院等の検索」(WEBサイトから予約できる医療機関もあります)
<集団接種>
接種間隔
前回接種から3箇月経過後
接種券
3~5回目接種券を使用
(参考)オミクロン株対応ワクチンに関するQ&A
オミクロン株対応ワクチンとは、どのようなワクチンですか。
オミクロン株対応ワクチンは、mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンの一つで、従来株に由来する成分と、オミクロン株に由来する成分の両方を含む「2価ワクチン」です。従来のワクチンと比較して、オミクロン株に対する重症化・感染・発症予防効果がそれぞれ強いことが期待されています。
オミクロン株対応ワクチンの接種にはどのような効果がありますか。
オミクロン株対応ワクチンの接種により、従来のワクチンの接種と比較して、中和抗体価と中和抗体応答率が同等以上であることが確認され、重症化・感染・発症を予防する効果が期待されています。
オミクロン株対応ワクチンにはどのような副反応がありますか。
主な副反応として、注射した部分の痛み、頭痛、疲労、発熱等がありますが、現時点で重大な懸念は認められないとされています。
BA.1対応型ワクチンとBA.4-5対応型ワクチンは、どちらのほうが効果がありますか。
どちらを接種したほうがよいのですか。
どちらも従来の1価ワクチンを上回る効果と、今後の変異株にも有効である可能性が期待されています。その時点で接種可能なオミクロン株対応2価ワクチンを接種するようお願いします。
〇厚生労働省チラシ
ワクチンによる「感染」や「重症化」を防ぐ効果は時間と共に低下します。若い人でも、新型コロナに感染し、重症化する方や後遺症が長く続く方もいます。
オミクロン株対応ワクチンの追加接種(3~5回目)には、従来のワクチンを上回る重症化予防効果に加え、オミクロン株への感染や発症を予防する効果、今後の変異株に対する効果が期待されています。
大切な人、自分のため、この機会に、できるだけ早く積極的に接種を受けるようお願いします。
小児接種(5歳から11歳の子どもへの新型コロナワクチン接種)(概要)
乳幼児接種(6か月~4歳の乳幼児への新型コロナワクチン接種)(概要)
対象
接種日において生後6か月から4歳の京都市民の方
接種時期
令和4年11月10日~令和5年3月31日
接種回数・間隔・使用ワクチン
接種回数 3回で1セット(1回0.2mL)
接種間隔 【2回目接種】1回目接種から通常3週間(最短19日後) / 【3回目接種】2回目接種から8週間以上
現時点で4月以降の接種の実施は決まっていません。令和5年3月31日までに接種を完了できないとしても、一定の効果は期待されますので、可能な範囲で接種をお願いします。
使用ワクチン ファイザー社(6か月~4歳用)
〔他のワクチンとの接種間隔〕
インフルエンザワクチンは、新型コロナワクチンと間隔を空けずに受けることができます。(同時に接種することも認められています。)
インフルエンザ以外のワクチンは、原則として新型コロナワクチン接種と2週間以上の間隔を空けてください。
接種券等のお届け
生後6か月以上の方は既にお届けしました。
令和4年7月2日以降に生まれた方は生後6か月に合わせてお届け
接種場所等
<個別接種>
「診療所・病院等の検索」(WEBサイトから予約できる医療機関もあります)
通常診療に支障がないよう、かかりつけ患者に限定して接種する医療機関等があります。
かかりつけの医療機関のある方は、まず、かかりつけ医等に御相談ください。
接種当日の持ち物
接種券
母子健康手帳
保護者の方の本人確認書類(運転免許証、健康保険証、マイナンバーカード等)
予診票(事前に御記入をお願いします。)
お薬手帳(お持ちの方のみ)
「接種券」、「母子健康手帳」及び「保護者の方の本人確認書類」をお忘れの場合、ワクチンの接種は受けられません。
留意事項
接種にあたっては、保護者の方の同意、同伴が必要となります。また、予診票上の「被接種者又は保護者自署」欄には、保護者の方の署名が必要となり、署名がない場合、ワクチンの接種は受けられません。保護者の代わりを務められる方(代理人)の同伴の場合は、保護者の署名に加え、代理人の署名も必要となります。
3回目の接種を終えるまでに5歳になられても、1回目から3回目まで同じワクチンを接種します。
1回目を接種する前に5歳になられた方は、5歳から11歳用のワクチンを2回接種してください。5歳となられた場合も、今回お届けした接種券一体型予診票を利用して、5歳から11歳用のワクチンを接種することができます。
ワクチン接種の効果
ファイザー社のワクチンは、生後6か月~4歳の乳幼児においても、オミクロン株等に対して、中和抗体価の上昇や発症予防効果が確認されています。
現在、生後6か月~4歳を対象に使用できるワクチンはファイザー社のワクチンです。日本では令和4年(2022年)10月5日に薬事承認されています。
米国をはじめとした海外の複数の国々で生後6か月~1歳及び2~4歳を対象に実施された臨床試験の結果によると、生後6か月から4歳でも、16~25歳と同程度に抗体価が上昇し、有効性が期待できるとされています。
また、中和抗体価の確認後に行われた解析において、新型コロナウイルスに感染歴のない人を対象に、3回目接種後7日以降の発症予防効果を確認したところ、73.2%であったことが報告されています。
ワクチン接種の副反応
接種部位の痛みや疲労、発熱、頭痛等、様々な症状が確認されていますが、ほとんどが軽度または中等度であり回復していること、現時点で得られている情報からは、安全性に重大な懸念は認められていないと判断されています。
ファイザー社のワクチンは、生後6か月~4歳の接種において、接種部位の痛みや疲労、発熱、頭痛等、様々な症状が臨床試験で確認されていますが、ほとんどが軽度または中等度であり回復していることや、実薬群とプラセボ(生理食塩水)群とで大きな差はなかったこと等、現時点で得られている情報から、安全性に重大な懸念は認められていないと判断されています。
生後6~23か月の被験者において、注射部位の圧痛は接種当日(中央値)に発現し、持続期間は1 日(中央値)であり、その他の全身反応は接種翌日~4.5 日(中央値)に発現し、持続期間は1~2 日(中央値)と報告されています。また、2~4歳の被験者において、注射部位の疼痛は接種当日(中央値)に発現し、持続期間は1日(中央値)であり、その他の全身反応は接種翌日~5日(中央値)に発現し、持続期間は1~2.5日(中央値)と報告されています。
他の年代とは異なり、自ら症状を訴えることができない生後6か月~1歳では易刺激性(機嫌が悪い)や食欲減退、傾眠傾向等が報告されていますが、プラセボ(生理食塩水)群とは大きな差がなかったと報告されています。
(厚生労働省)生後6か月~4歳の子どもへの接種(乳幼児接種)についてのお知らせ
(参考)乳幼児接種に関するQ&A
なぜ、乳幼児(生後6か月~4歳)の接種が必要なのですか。
乳幼児においても重症例が確認されており、基礎疾患がない乳幼児でも死亡する例があります。有効性や安全性、感染状況を踏まえ、乳幼児を対象にワクチン接種を進めることとされました。
乳幼児(生後6か月~4歳)の接種では、どのような効果がありますか。
ファイザー社のワクチンは、生後6か月~4歳の乳幼児においても、オミクロン株等に対して、中和抗体価の上昇や発症予防効果が確認されています。
接種する量や回数、接種間隔は、成人や小児(5~11歳)と同じですか。
生後6か月~4歳で接種する有効成分の量は、5~11歳で接種する量の2分の1、12歳以上で接種する量の6分の1になります。接種回数は他の年代と異なり3回で1セットであり、2回目は1回目の接種から3週間の間隔で、3回目は2回目の接種から8週間経過した後に接種します。
乳幼児(生後6か月~4歳)の接種にはどのような副反応がありますか。
接種部位の痛みや疲労、発熱、頭痛等、様々な症状が確認されていますが、ほとんどが軽度または中等度であり回復していること、現時点で得られている情報からは、安全性に重大な懸念は認められていないと判断されています。
3回の接種を終える前に5歳の誕生日を迎えました。どうしたらよいでしょうか。
3回の接種の途中で5歳の誕生日を迎えた場合も、生後6か月~4歳用のワクチンを接種します。
乳幼児(生後6か月~4歳)の接種に向けて、保護者が気を付けることはありますか。
ワクチン接種後数日以内は、様々な症状に注意しながら過ごす必要があります。また、ワクチンの効果は100%ではないことから、手指の消毒等、基本的な感染対策の継続をお願いします。学校生活では、接種を受けるまたは受けないことによって、差別やいじめなどが起きることのないようお願いします。
乳幼児(生後6か月~4歳)の接種には「努力義務」は適用されているのでしょうか。
一定の有効性・安全性が確認されていることから、乳幼児の接種についても努力義務の規定を適用することが妥当であるとされています。ただし、接種は強制ではなく、保護者の判断に基づいて受けていただくようお願いいたします。
乳幼児接種(生後6か月~4歳) その他のQA
新型コロナワクチン接種についてのお知らせ(生後6か月~4歳のお子様の保護者の方へ)
新型コロナワクチン接種後の注意点(生後6か月~4歳のお子様の保護者の方へ)
ワクチン接種に関するチラシ等
新型コロナワクチン接種に関する疑問点や、問い合せの多い御質問等をまとめたチラシを御紹介しますので参考に御覧ください。
<動画版>教えて!!新型コロナウイルスワクチン(ファイザー編)
資料の改変は不可
「長野県新型コロナウイルスワクチン接種アドバイザーチーム」(発行/監修)出典
この資料は、2021年4月時点、ファイザー社製ワクチンに関することについて記載しています。